今世紀百物語

生きているのか死んでいるのか

クレイジーな駄文とクレイジーな絵の事

今年ももはや2か月が経過しようとしていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

先日、ジュンク堂をぶらぶらしていたら、京極夏彦の新刊が並んでたんです。京極夏彦の本の魅力はその分厚さですが、並んでいた新刊はこれがまたいつにも増して辞書みたいに分厚かったんですよ。

それを見て、そもそも日本語をこんなにたくさんアウトプットできるのってすごいなと思ってしまったんですよ。

もちろん本は内容が面白くなければ意味がなくて、本来は内容が面白いところに関心すべきなんだとは思うんですが、そうは分かっていながら、それでも、内容よりも大量の日本語をアウトプットできるところがすごいと思ってしまったんです。

昔は自分もクレイジーな駄文をいくらでも書こうと思えば書けたような気がするんですが、気づいてみると、今は、そんなクレイジーな文章は書けない、というか、内容以前に文章を書くこと自体が難しいと感じてしまうわけです。

仕事として他人のためになる文章は毎日のようにたくさん書いていて、そういう文章はいくらでも書けるんですが、自分が思っていることとか考えていることとかを書くということは最近ほとんどなく、それをしようとするとなんか難しい、という感じなわけです。これは職業病なのではないかと。

昨年末から英語のスピーキングの練習をしているんですが、自由に話していいと言われるのが一番困るもので、そもそも話したい内容がそんなにないというか、日本語でもしょうもないことをあえてアウトプットするのは酔っ払ったときだけなわけです。酔っ払うと急に語学が上達したような気がするのは、話す能力の問題ではなく、しょうもないことでも口に出すようになるからなのかもしれません。

なので、大量のアウトプットをする秘訣は、しょうもないことをアウトプットすることなのではないかと思うに至ったわけです。自分はしょせんしょうもない人間なので、しょうもなくないことをアウトプットしようとしたら、何もアウトプットできなくなってしまうわけですから。

そういうわけで、しょうもないことをここに記しているわけですが、今日、夕方にたまたまテレビが見えるところにいたので、どさんこワイドを見ていたら、「奥さん!お絵かきですよ!」っていうコーナーをやってたんですよ。札幌駅前からの中継に素人が参加して自宅のお母さんとかに電話をかけて、お母さんも自宅でどさんこワイド見てたら、クイズにチャレンジできるんですよ。そのクイズというのが、中継に参加している人が与えられたお題を示す絵をボードに描いて、お母さんがその絵をテレビで見ながらお題を当てる、という、よくあるやつなわけです。

今日は、赤ちゃんを抱えた若いママ的な人が参加してて、その人のお母さんらしき人に電話をかけたら、お母さんもどさんこワイド見てたので、クイズにチャレンジできるということになったんです。

それで、若いママ的な人がボードに絵を書き始めたんですが、なんか、丸描いて、その丸の中に点々をいっぱい描いたんです。

普通に考えたらミカンじゃないですか。

なのに、お母さんが、「ジャガイモ?えっ、何?ジャガイモ?」とか答えるんですよ。

アナウンサーが「ジャガイモではありません!」って言って、ママがさらに絵を描いたんですが、さっきのミカンから矢印を書いて、さらに丸描いてその丸の中に点々をいっぱい描いたんです。

「ミカン → ミカン」

となったわけですが、お母さんは、「えっ、わかんない・・・。何?ジャガイモ?」って言うんです。

するとママが、なんか、ひとつめのミカンの左に三角と四角を描いたんですよ。

そして、三角のてっぺんから、ぴっ、と線を引いたんですよ。

三角と四角に線で「ロ▷ー」となったら、普通に考えたらおでんじゃないですか。

そしたら、そのママが、そのおでんのさらに左に、また丸描いてその丸の中に点々をいっぱい描くやつ描いたんですよ。

「ミカン おでん ミカン → ミカン」

ってなったんです。

もうお母さんパニックですが、視聴者の我々も大パニックですよ。

そうして、お母さんがパニックになっている間に時間切れになったんですが、時間切れになったあと、ラストチャンス、という、回答できる最後の機会を与えるというのがあって、そこで正解すればセーフらしいんです。

そのお母さんも時間切れになった後にラストチャンスを与えられたんですが、すると、そのお母さんが、

 

コロッケ?

 

って言ったんですよ。

 

そしたらなんか、アナウンサーが、

 

正解!

 

って言ったんですよ。

 

衝撃でした。

 

それではみなさんまた明日。