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今世紀百物語

生きているのか死んでいるのか

Fun to driveのこと

自動車メーカーは,ここ数年,若者の自動車離れに対抗しようとして,Fun to drive, againと言ってみたり,意味不明なCMつくってみたりしてきました。
しかし,怖くて目を背けているのか,それとも中の人は「運転最高!」な人ばかりだからマジで気づいていないのか分かりませんが,多くの人にとって「運転することは苦痛だ」という紛れもない事実と向き合っていないので,いずれにしても効を奏していませんでした。

なかでも,SUBARUの以心伝心とかいうCMはこれの最怖のやつです。

 


SUBARU 以心伝心ショートフィルム スバル レヴォーグ "More Than Words -Your Story With-SHORT"

 

何か知らないけど若者が休日に出勤して自分のデスクから退職願を取り出して外に出たら,なぜか会社の前で上司が待ってるんですね。

超こわいですね。

それで上司とドライブして,いい景色を見て,心の中に溜まってるモノをはき出せとか言っちゃって,休日なのに退職しそうな部下をメンテしちゃってるわけです。

超ブラックですね。

それで帰り道に,乗ってみるか?とか何とか言っちゃって,部下に車を運転させるわけですが,その部下も,運転が超きもちいいとか言って超明るい顔になってるわけです。

超変人ですね。

こんな超へんなCMをつくる人は車を運転することは楽しいことだと本気で思っているのかも知れませんが,ほとんどの人にとってこれは明らかに嘘だから,警戒心が起きて,潜在意識にすらすり込まれないんじゃないかと思います。

SUBARUの車は好きなんですが。

 

運転するのって苦痛じゃないですか。

特に高速道路。

札幌から登別温泉に遊びに行くときも,札幌から砂川に仕事で行くときも,途中の運転なんて何にも面白くありませんわ。

いや,道中は面白いかもしれないけど,運転することそれ自体は別に楽しくないです。

 

先週なんか,砂川から帰るとき,札幌JCTで出ようとしたら,ETCの入場記録がありませんって出て,出られなくなってしまったんですよ。

しばらくするとおっさんが来て,ETCカードを渡して確認してもらったところ,どうやらぼーっとしてて砂川ICで間違って一般レーンを通過してしまったみたいでした。

こんなことが起きるのも,運転がつまらないからです。

 

車を運転している最中って,何もできないじゃいですか。

本読んだり,動画見たり,ニュースサイト見たり,仕事したり,電車とかバスとかタクシーだったらできるんですが,自分で運転してると何もできないわけです。

 

それでも,車は,行き先が自由自在で,途中どこかによったりとかできるし,プライベート空間で隣の乗客に気を遣うとかもないし,便利なので,やめられないわけです。

 

そんな昨今,ついに自動運転の時代がやってきたようです。

車好きな人はぶつぶつ言ってるらしいですが,自動運転車最高じゃないですか。

特に高速道路なんか,機械でも運転できるわって感じに整備されていて,しかも退屈なので,自動運転にしてもらって読書したり動画見たりする方がずっといいですね。

 

タクシーとかも自動運転になるんじゃないかと言われてて,携帯で呼び出したら無人の車が目の前にやってきて,乗り込んでタッチパネルで行き先を入力したら,あとは勝手に目的地に行ってくれるなんてすてきじゃないですか。

タクシーのおっさんとの会話とか運転の仕方とかでいらいらしたことみなさんあると思いますが,例を挙げ始めたら終わりがありませんのでやめますが,それがなくなるわけですよ。すばらしいですね。

 

ついでに言ったら,電気自動車もさっさと普及してくれないかと。

水素自動車とかつくっちゃってるあれもあるらしいですが,電気というものがこれほどまでに世の中に普及していて,しかも小売り自由化も始まっているんだから,仮にこれから何か新しいモノをつくるとしたら,電気しかないじゃないですか。

ガスコンロの代わりに水素コンロつくるバカいますか。

灯油ストーブの代わりに水素ストーブつくるバカいますか。

だったら車も電気一択に決まってるじゃないですか。

エジソンは天才ですね。

電気にしてしまえばあとは電気をどうつくるかという社会問題に一元化できるじゃないですか。

 

今の車を買ってもうすぐ10年たつので,買い換え時ではあるのですが,欲しい車が自動運転EVしかありません。

なので,もうしばらく今の車で我慢しようと思います。