今世紀百物語

生きているのか死んでいるのか

長時間労働しないと怖い、という心理状態の事

労災の過労死認定基準では、月に100時間以上の時間外労働が1か月続いた場合や、月に80時間以上の時間外労働が2か月から6か月続いた場合には、過労と死亡との間の関連性が強いと評価されるものとされており、この基準は過労死基準といわれています。

土日祝日や年末年始などごく一般的な暦に従うと年に240日くらい働くので、1か月平均20日働くことになります。時間外労働が月に80時間だと1日12時間労働、月に100時間だと1日13時間労働になります。

なので、だいたい9時に出勤して、21時とか22時に退勤するのが当たり前になっていると、過労死基準に当てはまってくるわけです。

特にブラック企業と言われていない就職で人気のある企業なんかでも、この過労死基準は越えて働いてるのが常態という企業も多いようです。
過労死基準を超えてるだけじゃたいしてブラックじゃなくて、ほんとのブラック企業と言われるような企業になると、これに加えてさらに、土日祝日や深夜早朝の出勤とか、洗脳みたいな精神的圧迫とか、謎の研修合宿とか、そういうのがからんでくるようです。

僕は2006年からいまの仕事をしているわけですが、2006年から2011年ころまでは12時間以上職場にいるのがもう当たり前でした。
9時過ぎに出勤して、20時に帰るのは早すぎて気がひける感じで、23時過ぎくらいに帰って家でニュースJAPAN見ながら夕飯食べて寝るのが普通で、遅ければ24時30分くらいまで働くのも特別じゃなく普通にありうる、という感じでした。
平均したら、9時30分前に出勤して、23時前くらいに退勤でしょうか。1日13時間くらいですので、過労死基準くらいです。これが6か月どころか5年くらい続いたわけです。
当時を振り返ると、平日は寝る以外は仕事をしてる感じで、仕事以外ほとんど何もできませんが、土日祝日はその反動で完全に休んでいたので、バランスは取れていた気がします。
バランスは取れていましたが、将来のこととか、人生のこととか、そういう長期的なことはあまり考える余裕がなかったですね。仕事のことと、仕事による心身の疲労を癒すことばかり考えてました。

ところが、2011年ころから、様々な環境の変化があり、少しづつ、少しづつ、早く帰れるようになってきたんです。
平日のうち1日2日は飲み会などがあっても残りの3日4日は22時過ぎまで働けば大丈夫だ、となってきて、これが逆転してきて、さらに進んで、最終日には22時過ぎまで働くのは週に1日、2週に1日、1か月に1日でオッケーという状態になってきたんです。

そして、今、平均したら19時30分くらいに帰れるのが普通、というところまで来てしまったんです。
ここまでくると、どれだけライフワークがバランスしてるんですかっていう感じじゃないですか。
なんか仕事が閑古鳥でヒマみたいに思われるじゃないですか。
僕、もうずっとワークがライフで来たので、ワークが減ってもライフが充実する関係にはないんですよ。だから20時前に家帰ってもやることないし嫌なんですよ。
こんなに早く帰ってると、いざ大きな仕事が来てハードワークが必要になったときに耐えられるんだろうかとちょっと不安もなきにしもあらずなんですよ。幸いにもときどきそういう仕事が来て、ハードワークして、まだハードワークできるんだと確認させてもらっていますが。

長時間労働したいわけじゃないんです。
でも、心が、過労死基準で働いていた5年間の罠から抜け出せないんですよ。
長時間働かないことが怖いんですよ。

これって結構重症だと思うんです。

なので、もうこうなったら荒療治しかないんじゃないかと。

8時間労働なんてぬるい、もう6時間労働だと。

そういうわけで、明日から6時間労働でいきます。

6時間超えたら全て残業だと思っていきますのでよろしくお願いします。