今世紀百物語

生きているのか死んでいるのか

広瀬すずと三人の石切工の事

広瀬すずさんという女優さんがテレビ番組で「どうして生まれてから大人になった時に照明さんになろうと思ったんだろう?」「なんで自分の人生を女優さんの声を録ることに懸けてるんだろう?と考えちゃう」「大人になって年齢を重ねると共に、本当に…声を録るだけでいいの?」と言ったら炎上して謝罪したそうです。

叩かれる意味がわかりませんが、JKが「本当にごめんなさい」と謝るところを見れたのでよかったと思います。

しかし、もっともな疑問であり、本人にぶつければ深イイ回答が得られるに違いありません。
ぶつけなくても想像することで他者理解につながります。
むしろみんなもっとそういう疑問を持つべきではないでしょうか。

こういう疑問を失礼だと思う人は、この疑問を本人にぶつけたら

「なりたくてなったんじゃねーわ!」
「やりたくてやってるんじゃねーわ!」
「本当にそれでいいのかって?いいわけねーだろ!」
「つーか馬鹿にしてるのか!!」

という反応をすると想定してるとしか思えないですね。そっちのほうが失礼なのではないでしょうか。

もし自分自信がしていることについて同じような疑問をもったときは、3人の石切工の話を思い出すべきですね。

3人の石切工に「何をしているのか」と質問すると、
一人目は「これで暮らしを立てているのさ」と答え、
二人目は「国一番の石切りの仕事をしているのさ」と答え、
三人目は「大聖堂をつくっているのさ」と答えた、
という有名な話です。

たとえば、工事現場で交通誘導してる警備員さんっているじゃないですか。

たいていは無駄ですよね。

「歩行者の方はこちら」って書いてあるところを通ろうとすると、待ってましたとばかりに警備員が無駄に近寄ってきて、誘導棒をユッサユッサと振りながら「こちらお通りくださーい!」とか言うんですよ。

いや、お前に言われなくてもそこ通るから。

そういう風に言われるとお前が言ったからお前の指示に従ってそこを通るみたいな形になるじゃないか。

お前が言ったからそこ通るんじゃないからな。

そもそもお前がいなくてもみんなそこ通るわ。

ほんと無駄!

というように、早足で通勤する通行人をイラっとさせるわけですが、

そこでさらに、

「この人はどうして自分の人生をこんな交通誘導に費やしているんだろう。」
「本当にそれでいいの?」

という疑問を持つと、思索が進むわけです。

こんな疑問を三人の警備員にぶつければ、

一人目は「暮らしていくためさ」と答え、

二人目は「日本で一番の交通誘導を披露したいのさ」と答え、

三人目は「人類を進むべき道へと誘導しているのさ」と答えるかもしれません。


AV男優の場合はどうでしょう?

一人目は「これで暮らしを立てているのさ」と答え、

二人目は「日本で一番のゴールドフィンガーを披露しているのさ」と答え、

三人目は「人類をつくっているのさ」と答えるかもしれません。

広瀬すずさんは大物ですね。