今世紀百物語

生きているのか死んでいるのか

「ブルー、私の好きな色だ。」の事

今年の1月か2月ころから続いていた自律神経の不調を治すべく、ゴールデンウィークは12連休にして、フルに使ってタイへ逃亡していました。現地でやることは特になく、ビーチとかプールサイドでビールを飲んだり韓国のりチップスを食べたりしながら本を読んだり昼寝をしたりして1日を過ごす予定だったので、ホリディブックを多めに持って行きました。

最近、本屋に並んでいる本を見ても、読む前に内容が分かってしまうようなものが多く、興味をそそられる本が見つけられないので、他人のおすすめに頼ることにし、今年のホリディブックはHONZからのフルラインナップにしました。

そこで、まずは、成毛眞(今のところ)オールタイムベスト10で不動のランクインを果たしているチェンジング・ブルーを買いました。ちょうど最近文庫化されたとのことで、旅行に持って行くのにも最適化されていました。

チェンジング・ブルー――気候変動の謎に迫る (岩波現代文庫)
 

あまり興味が湧かなかったけれども、他人の勧めに従うことにしたのだからと思ってとりあえず買って読んだのですが、読んでみるとHONZの書評で絶賛されているとおりで、想定外に面白くて一気読みした科学読本でした。

それはそれとして、この本は「ブルー、私の好きな色だ。」と始まるのですが、この書き出し方がツボにはまりました。この倒置法は古典的かもしれないけれども使ってみたくなります。「サッカー、私の好きなスポーツだ。」「札幌、私の好きな街だ。」など、何でも使えます。「好き」じゃなくても使えます。「霞ヶ関、私の憎む街だ。」「秋葉原、私の通った街だ。」でもいいですし、「でんぱ組、●●●●なアイドルグループだ。」でも「Macbook、スタバと気が合うノートだ。」でもいいわけです。

本を書きたいけれども最初の一文が書き出せない人は、迷わずこの書き出し方を使うべきだと思います。