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今世紀百物語

生きているのか死んでいるのか

資産倍増計画之事

この日記には,「脚が痛い」「風邪ひいた」「あの店のラーメンが美味い」「どこどこに旅行して楽しかった」などと欲望に塗れた事ばかり記録しているけれども,その割りには,「お金が欲しい」「儲かった」「損した」というような話は,無意識的に避けていたのか書いていなかったので,この度,書いてみようと思う。

ここ十数年,素人的にニュースをウォッチングしたりお小遣いを失ったりした結果,結局,株が上がるのか下がるのかゼロになるのかは,半か丁か,一か八か,五分五分,当たるも八卦当たらぬも八卦で,予想は根本的に不可能なんじゃないかと思う。
だから,株が上がるとか下がるとか分析している専門家は,占い師みたいなものに違いない。
なので,「よーしパパ,チャート分析とか色々勉強して上がる銘柄下がる銘柄を探し当てちゃうぞ」などど,値上がり値下がりで得しようと考えるくらいならば,何もしないで風呂入って屁こいて寝てた方がよっぽどましだという認識に至った。

とはいえ,同じくここ十数年,素人的にニュースをウォッチングしたりした結果,ヒントらしきものとして,誰も買おうと思わないときに買い,誰も売ろうと思わないようなときに売るという,当たり前といえば当たり前のことが何となく分かった。

2003年4月,ちょうど私が大学を卒業して無職引き籠もりの自宅警備員生活をスタートさせたころ,日経平均株価は7600円代で底を突いて反転したらしい。
この2003年4月にどうして底を打って反転したのかを振り返って分析するような記事がネットで検索したら色々出てくるけれども,予め先に分かっていないと意味がない。
当時のおぼろげな記憶では,景気が悪い悪いと言われ,夢も希望もないような言われようだった。当たり前だけど,誰も株価が底を突いたとは言っておらず,まだまだ下がるような言われようだったと思う。

その後,2006年まで日経平均株価は基本的に右肩上がりに上がっていった。こちらの方は確かに覚えているけれども,2006年くらいから札幌ですら不動産の価格が上がっていって,プチバブルとも言われ,何か景気がよい感じがしていた。
調べてみると,2007年の年間最高値は1万7000円代,年間最安値で1万4000円代くらいだったらしい。
皮算用すると,日経平均を売買するとすれば,2003年に8000円くらいで買って2006年に1万6000円くらいで売れば,3年で倍になっていた。

2007年はリーマンショック前夜で,ニュースでは,米国のサブプライムローン問題がいずれ日本に飛び火してくるという悲観論と,サブプライムローンは日本には無関係という楽観論が対立していて,少なくともリーマンショック的な大恐慌が来るという現実感はなく,誰も今が株価の山の頂上だとは言っていなかった。

そして次が2008年,リーマンショックのせいで2008年の年間最安値は10月28日の6994.90円だったらしい。これが今のところバブル後最安値らしい。
このときは,100年に一度の大恐慌と言われ,この世の終わりのような言われ方をしていた。
前の例に従えば,ここが全力で買うべきときだった。
このとき,私は,お金があれば全力買いするのに,と思った。後付けの作り話じゃなくてほんとに。でもお金と勇気が足りなかった。

その後,夢も希望もない民主党政権の地獄の3年間が過ぎ,アベノミクスへと至る訳で,安倍政権になってからの日経平均株価は1万6000円くらいまでぐっと上がって,その後は1万4000円~1万5000円代を行ったり来たりして今に至っている。
皮算用すると,2008年に7000円くらいで買って2013年に1万4000円で売れば,5年もかかりながらもこれまた倍になっていた。

そして,今,なんだかんだと言われながらも景気は悪くないような言われようで,誰も山の頂上だとは言っておらず,むしろ株は買い時みたいな素人だまし的な煽りすらあるので,今が売り時,少なくとも今が絶好の買い時というわけではないことだけは分かる。
もっと前の不況時に買っておいて,今,売るべきなのだ,きっと。

というわけで,株の値上がりで財産を増やそうとするのであれば,次の不況を待つしかない。次また不況がやってきたら,そのときこそ全力買いしようと思います。



次に,配当の話。
株を買ったら,会社の利益から配当金がもらえる。
配当金÷株価を配当利回りというんだけども,高くてせいぜい5%で,ほどんどが1~3%程度。
配当のない会社もけっこうたくさんあるけれども,そんな株を買っても値上がりを期待するしか楽しみはなく,上述のように値上がりするかどうかは一か八かなのだから,そんな株は買いたくない。
配当狙いだとして,定期預金の金利は0.5%も付かないけれども,株は元本保証どころか完本たる株価が半分にもゼロにもなるのだから,1%や2%の配当をもらったところでリスクに見合わない。
ほんとは5%は欲しいところだけれども,そこまでうまい話もないので,せいぜい3%以上は欲しい。

配当利回り3%以上の株式を東証一部からスクリーニングすると,それなりに沢山ある。

銘柄スクリーニング:投資ツール - トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)

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そもそも何を取り扱っている会社かよく分からない会社ばかりだし,その会社の業界のことなんかもよく分からないことが多いんだけれども,分からないことはネットで調べて,それでも分からない分野はノータッチと決めて,絞り込んでみる。
例えば銀行だと,あおぞら銀行島根銀行東北銀行,みずほFG。
商社だと,三井物産住友商事 丸紅,伊藤忠商事三菱商事の5大商社。
医薬品だと,武田薬品工業第一三共エーザイ
暇人の休日系だと,ゲオHD,ラウンドワンブックオフハードオフ,ローソン。
デバイス系だと,キヤノン
車関係だと,オートバックス,日産。
通信で,NTTドコモ。
飲みもの食べ物系で,JT。
その他で,オンワード
などなど。

あとは,当然のことながら,できるだけ元本=株価が下がらない方がいい。
上述のように株価が上がるか下がるかは五分五分なのだから,よっぽど高つかみしない限り,たとえ買った後に株価が下がっても,その後ずっと下がり続けた末に倒産したりしない限りは,上がったり下がったりしているうちに,いずれ買ったときの値段に戻るタイミングが訪れるに違いないので,それまで売らなければよい。買った後下がっても,また回復したときに売れば,何事もなかったのと同じだ。

高つかみしないようにするためには,分けて買えばいい。下がり続けているときにちょっとずつ買っていけば,平均購入価格は低めに押さえられる。その後下がり続けて倒産して消えていく会社じゃない限り,反転して平均購入価格を上回るときはいずれやって来るに違いない。

あとは,ずっと右肩下がりの会社や倒産しない会社を選ばなければいい。
少し前に,杉村太蔵氏がテレビ番組で「10年経っても使っているものを想像してください。例えばシャンプーです。絶対に10年後も使っている。同じ価格のシャンプーを5社くらい買ってみて ください。使ってみて、香り,洗った感じ,すすぎ具合,残った匂い。このシャンプーはいいなというのがある(のでその企業に投資すればよい)。」と言っていたのがウェブ上の色々なところで転載されていたのを見て,これを実践してみようと思い立った。
しかし,これが意外と難しい。
10年後にも絶対あると自身を持って言えるものはなかなかない。

上記の中では,
・銀行はさすがに全部あるんじゃないだろうか。また不良債権抱えて破綻するような時代じゃないし。もしかしたら地方銀行は外的要因でキノコれない可能性があるのかよく分からないけど,みずほ,あおぞらは10年後もまだあるんじゃないだろうか。
・商社自体も残るんじゃないだろうか。ただ,商社の中でどれがあれなのかはよく分からない。業績の上がり下がりも極端なので,安定的に配当利回り3%というわけじゃないし。
・医薬品は色々お金がかかるようなので,どれが生き残るのかよくわからない。
・暇人の休日系だと,ラウンドワンなんかは10年後にはなさそう。ゲオもなさそう。ブックオフとかハードオフも微妙か。でもローソンは10年後も絶対あるような気がする。
キヤノンはあるに違いない。19,800円の3Dプリンタとかを作っているに違いない。
・車は数が減るのと,自動運転になると思う。オートバックス,日産はあるだろうけど,右肩下がりでないとは言い切れない。
・NTTドコモは,嫌われながらも,何らかの形で10年後もあるに違いない。
・JTはタバコ事業がちょっと。
オンワードはちょっと予想が付かない。

上記基準に当てはめると,みずほFG,あおぞら銀行,ローソン,NTTドコモ,キヤノン

そういうわけで,NISAが始まった今年に入ってから,お小遣いからちょっと出して,あおそら銀行,ローソン,キヤノンの株を買っています。
今は単元未満株もたいていの証券会社で買えるので,数百円数千円出して
1株から買うことができ,とても良い時代になりました。

これ以外にもREITとかETFで買っているものもありますが,それはまた気が向いたら書くことにしようと思います。