今世紀百物語

生きているのか死んでいるのか

全国3000万人のヒマな大人におすすめの映画「ゼロ・グラビティ」のこと


2013年12月13日から映画「ゼロ・グラビティ」が公開されていますが,さっそく公開翌日にみた。

結論としては,かなり面白かった。


宇宙といえば,予告映像にもあるとおり,「重力ゼロ」,そして,「酸素ゼロ」。
宇宙から見た地球や「重力ゼロ」状態を描いた映像のきれいさもそれなりに評判のようだが,アバターほどのインパクトがあるわけではない。
ゼロ・グラビティ」の楽しみどころは,「重力ゼロ」の方じゃなく,「酸素ゼロ」の方だ。

予告映像にもあるが,この映画は,サンドラ・ブロックが,酸素が少なくなってきて「はぁっ!はぁっ!はぁっ!はぁっ!はぁっ!」と荒い呼吸を繰り返しながら,宇宙ステーションにぶつかったり,吹っ飛ばされてクルクル回ったりしながら,「あーーーっっ!」だの「はーっ,はー,あ,あぁああー!」だのと叫びまくる映画である。

みてるこちらも息が詰まる。気づいたら一緒に息を止めていたりする。肩にも力が入りっぱなしである。

この映画の一番の楽しみどころは,このようなサンドラ・ブロックの呼吸と叫び声で,心を思いっきりかき乱してもらえるところにある。

「それの何が面白いのか」って?

大人になると,そういう体験もエンタテイメントとして楽しめるようになるのだ。


この映画は,スペースシャトルが大破して失われたので,宇宙空間を移動して国際宇宙ステーションまで行き,そこからさらに中国の宇宙ステーションまで移動して,大気圏に再突入!という話。

ど素人の自分としても,「こんなに簡単にあっちのISSからこっちの神舟に移動したり,消火器を使って方向転換したり,大気圏再突入したりできるんだろうか」と,ふと思ってしまった。

しかしながら,そんなことを考え込んでしまっては楽しめないので,そんな疑問は速攻でスルーして,楽しむに集中すべし。


この連休や年末年始,たいして面白いテレビもやってないし,他にたいして面白そうな映画もやってないので,やることがないヒマ人は,ぜひ,映画館でゼロ・グラビティをみたらよい。