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今世紀百物語

生きているのか死んでいるのか

色彩を持たない多崎つくるの事


先日からの風邪をこじらせてしまい,このままでは2013年の6月は風邪で終わってしまう,との恐怖心から,昨日の日曜日は,一日中,寝ていることにした。

寝ていてもやることがないので,大分前に買っていたがそのまま積んでいた,「色彩を持たない多崎つくると,彼の巡礼の年」を読むことにした。

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
村上 春樹

文藝春秋
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「…だからどうした!?」感満載の読後感だった。
灰田とかいう男の後輩に口内射精する夢を見て夢精したとか,ただの笑い話としか思えないのに,何でそれを真面目っぽく小説にしちゃってるのか意味が分からない。

そんな感想はともかく,村上春樹の他の本もそうだったかも知れないけど,具体的なブランド名が頻繁に出てくるのは,タイアップか何かしてるんでしょうか。エヴァにUCCの缶コーヒーとかレッツノートとかが出てくるのと同じような感じの出方ですが。
登場人物がレクサスのディーラーで勤めているというのも,「なんでレクサス?いや,別にいいけど…」とひっかかる。こんなふうに,小説の登場人物が具体的な企業の具体的な職業に就いていると表現されることは,他の小説ではほとんどないような気がしますが。
登場人物がブレンデッドのスコッチを飲むときも,「何でカティサーク?いや,別にいいけど…」と何かひっかかるし,形見の時計がタグホイヤーというのも,「それだけ商売に成功した父親の腕時計がタグホイヤーだったってか…?いや,別にダメじゃないけど…」とひっかかる。
タイアップならタイアップで別にいいんだけど,タイアップじゃないとしたら,出てくる物がなんか不自然。