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今世紀百物語

生きているのか死んでいるのか

南国ビーチで読む“古代ローマ1万5000キロの旅”

ゴールデンウィークにサムイ島へ現実逃避の旅に出掛けた。
旅のお供に,「古代ローマ1万5000キロの旅」という本を携えて行った。




この本は,その名もずばり「面白い本」という本で面白いと紹介されていた本で,面白そうだと思い買ったものの,読まずに積んでいた。




このまま本棚の肥やしとなりそうだったものの,この度,10日間のバケーションに出掛けるにあたって,ビーチでごろ寝しながら読む本として採用され,ついに完読されたのであった。

古代ローマで流通していた1枚のセステルティウス貨を追いながら,古代ローマの人々の様子をリアルに描写するという本で,現在のイギリス,アフリカ,イラク付近まで行ったり来たりするという話。

古代ローマ帝国の領土がいかに広範だったか,古代ローマの文化がいかに先進的だったか,古代ローマの娯楽がどんなものだったか,ということが,リアルに描写された人々の様子から分かる。

この本は,(古代ローマについて研究することを仕事にしている人でない限り)仕事のことを完全に頭から葬り去ってくれる。

その上,ほどよく知的好奇心を満たし,ほどよく娯楽として楽しめる。

まさにバカンスにうってつけの本。