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今世紀百物語

生きているのか死んでいるのか

放射性物質は土地に附合するのかの事

原発から飛び散った放射性物質は東電の所有物ではない。したがって東電は除染に責任をもたない。
http://hamusoku.com/archives/6404134.html

…既にその放射性物質はゴルフ場の土地に附合しているはずである。つまり、債務者 (東電) が放射性物質を所有しているわけではない


不動産に物が付着して独立性を失い,分離することが困難な状態となったときに,その物が不動産と一体の物として不動産の所有者の所有となる,という付合の制度。
人の家の壁にペンキで落書きした場合,家の持ち主は落書きした人に対して,塗ったペンキを撤去せよ,とは言えない。塗ったペンキのみを壁から分離して取り外して撤去することはできないから,塗ったペンキは,おそらく,建物に付合してしまい,建物の一部として,建物の所有者の所有物となってしまう。
建物の所有者は,ペンキを撤去せよ,ではなくて,ペンキ塗り直しなどの補修費用等の損害賠償請求をすべきことになりそう。
放射性物質の場合,ゴルフ場の上に降ったのであれば,ゴルフ場の敷地から放射性物質のみを分離して取り出して撤去することはできなさそうだから,やっぱり付合してるんじゃないだろうか。

放射性物質を撤去せよという請求は,気持ちは分かるけど,理屈的にちょっと…。
やっぱり損害賠償請求じゃなイカ。

(不動産の付合)
第242条  不動産の所有者は、その不動産に従として付合した物の所有権を取得する。ただし、権原によってその物を附属させた他人の権利を妨げない。