今世紀百物語

生きているのか死んでいるのか

猿がしゃべった事

この間、お医者さんはみんなレスポンスが早いという話をしていて、確かに自分の経験でもそのとおりだと思った。

それに比べて弁護士のレスポンスは遅いことが多いという話もあり、これも確かに自分の経験でもそのとおりだと反省した。

何でお医者さんのレスポンスがあんなに早いのかというと、お医者さんはもう患者が目の前に来たらその場その場で直ちに判断して直ちに実行しなければならない仕事で、それが身に染みているのだろうという話が出て、なるほどそうだろうと思った。

他方で弁護士の仕事は、その場その場で直ちに何か実行するという場面よりも、じっくり考えて契約書を作ったり、じっくり文章を作ったりしなければならない事か多い。
お医者さんのイメージでどんどん仕事を片付けて行きたいけれども、その場で話を聞いてその場で内容証明くらいは作れるとしても、その場ですぐに契約書や訴状を作り上げるのはほぼ無理。仮にできたとしても、クオリティはがっくし下がる。トラブルを防ぐために契約書作成を弁護士に頼むのに、その契約書が検討不足で穴だらけだったら意味がない。訴訟で勝ちたくて弁護士に頼むのに、法律構成が検討不足で穴だらけの訴状では意味がない。
などと必死に言い訳してもどうなるわけでもなく、時間をかければかけるほどよくなるという訳でもないし、どんなに検討しても答えのでない問題もある。それでも現実には前に進まざるを得ないので、できるだけ速やかに進めるようにしたい。