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今世紀百物語

生きているのか死んでいるのか

ダラット→サイゴン

東亜放浪之事 放浪之事

朝6時すぎくらいにおきて、いろいろ準備して、7時くらいにチェックアウトする。7時15分くらいに、約束通りホテルの前までバスが来る。乗る。そのあと いくつかのホテルで客を拾う。隣いなくて快適だなぁと思ってたら、最後にバス停みたいなところに止まり、大量の人が乗り込んでくる。ほぼ満員。

しばらく走る。道の駅みたいなところでトイレ&お茶タイム。また走る。道の駅みたいなところのレストランで昼食。肉とごはんを食らう。また走る。

3時くらいにデタム通りに着く。妊婦らしき女の人がホテル?6ドルだよ?と声をかけてくる。いや、あそこのホテル行くからいい、と言って通りを渡ろうとすると、その妊婦らし き女の人が、通りの反対側にいる女の人に、俺を指差してなにか言ってる。たぶんこいつを逃がすんじゃないよ、とか言ってるんだろう。
反対側にいた女の人が ホテル6ドルと言う。

前に泊まってたホテルの前まで行くと、そのホテルのフロントの女の人がホテルの前で立っている。近づくと、まだ何も言ってないのに、 ドミトリーは満員だよ、と言う。へぇ覚えていたのか、しかし満員かぁ、と思っていると、シングルルームはあるよ、と言う。いくらだと聞くと10ドルだと言 うので、まだ近くにいたホテル6ドルの女の人のところへ行き、6ドルのホテルへ連れて行ってくれと頼む。
近くの旅行代理店に連れて行かれる。その建物の2 階から上が部屋らしい。部屋を見せてもらっていると、何泊するんだと聞くので、1泊だと言うと、1泊?あーだめだめ、と追い出される。

外に出て、ホテル6 ドルの女の人に、1泊だとだめだって、と言うと、1泊だけ?と言うので、うん明日帰るから、と言う。そしてまたホテル6ドルの女の人に連れられて、近くの バーへ行く。ここも2階から上が部屋らしい。ここいくら?とホテル6ドル嬢に聞くと、ここも6ドルだという。部屋を見せてもらいながら、1泊だけどいいか と聞くといいという。ここに決める。そこにバーの店員男がやってきて、どっから来たんだ?日本か。あとで1階のバーで話をしよう。よろしく。とか言って握 手してくる。荷物を置いて、少し休んで、フォー食べに行き、インターネットカフェでメールを送り、夕方宿に戻ってくる。

さっき握手をしてきた店員が、 チェックイン手続きをしたか?と聞くので、まだしてない、と言う。これに書け。パスポートを預けてくれ。ん?ビザは?黄色い紙だ。パスポートの間にはさ まってないか?ないよ。

ダラットのホテルで、パスポートと黄色い紙を別々の従業員に渡したのを思い出した。チェックアウトのときパスポートを返してもらったときに黄色い紙がはさまってるかどうか確認しなかったんだ。あーたぶん黄色い紙は返してもらうの忘れて、ダラットのホテルに預けたままだ。

黄色い紙はたぶんダラットに置いてきてしまったと説明すると、あの紙はとても重要だ、あれがないと10時以降は宿に泊めることはできない、出国もできな い、とか言うので、あーまいったなー、もうダラットに戻って取ってくるしかないな、と思い、助けてくれ、今日の0時発のバスでダラットに戻って黄色い紙を 取ってくる、ただその前に、ダラットのこのホテルに電話して、黄色い紙があるかどうか確かめてくれないか、と頼む。
すると、その店員が他の女の店員となに やら話している。そして、オーケー、大丈夫だ、まかせろ、心配するな、黄色い紙がなくてもたぶん15ドルか20ドルくらい払うだけで済むらしい。

- 本当?
- うん大丈夫だ。たとえダラットに行って戻ってきたとしても、おんなじくらいお金がかかる。
- でも心配だなぁ。
- 大丈夫だ、心配するな。明日の朝一緒に空港へ行って、黄色い紙がなくても大丈夫かどうか聞いてこよう、そして- もし大丈夫なら、それから夜までサイゴンをいろいろ見て回ろう、もしだめなら、それから一緒にダラットまで行って黄色い紙をとってこよう。
- あなたが一緒に来てくれるのか。
- そうだ。心配するな。
- おおありがとう。でも明日の朝出発しても間に合わないよ。ダラットまで7時間かかるでしょ。往復したら飛行機に間に合わない。
- 大丈夫だ。ツーリストバスだから7時間かかるんだ。ローカルバスだと5時間くらいで行ける。間に合う。心配するな。
- 本当?
- 本当に大丈夫だ。心配するな。
- うーん、でもとりあえず、ダラットのホテルに電話して、黄色い紙があるかどうか聞いてみてくれないか。
- よしわかった。心配するな。

その店員と一緒に公衆電話まで行き、電話してもらう。しかし、黄色い紙はないと言う。
そのあとその店員が旅行代理店に行き、なにやら聞いている。

- 黄色い紙がなくても10ドルか15ドルくらい払えば大丈夫だとさ。
- 本当?
- 大丈夫だ。心配するな。

旅行代理店の人が言うんだから大丈夫なのかなと思う。宿に戻る。

- それじゃあ明日の7時に一緒に空港へ行くぞ。
- わかった。
- それじゃあお休み。
- お休み。

部屋に戻る。なんで最後にこんなことになるかなぁとか考えへこむ。シャワーでも浴びるかとかばんをあけ、ついでにもう1回黄色い紙を探してみる。
あった。ワロタ。

- 1階のバーへ行き、さっきの店員に、黄色い紙あったわ、ごめん、ありがとう、と言う。
- おーよかったよかった。
- ごめんね。
- いや、それが一番いい。
- いやぁごめんね。ありがとう。
- じゃあ明日は7時に一緒にサイゴンをうろうろしよう。
- うーん、いいよ。
- それじゃあ明日7時に。
- それじゃあ。

部屋に戻ってシャワーを浴びて寝る。