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今世紀百物語

生きているのか死んでいるのか

マラッカ→クアラルンプール

東亜放浪之事 放浪之事

朝起きて,宿を出る。バスステーションまでバスで行くのは難易度高そうなので,タクシーで行くことにする。MELAKA PARADEの前ならタクシーが止まってるだろうと思い,いく。案の定いた。タクシーに乗り,バスステーションに行く。長距離バスの券売り場へ行き,適当 な窓口でクアラルンプール行き下さいと言うと,そこらへんにいたおっさんが,あのバスだ,もう出るぞ,と言う。券を買い,そのバスへ向かう。隣のバスの前 にいるおっさんが,あのバスだ,と言い,バスの前にいるおっさんも,このバスだ,と言う。
バスでしばらく走ると,すごく近代的なビルが見えてくる。プドゥラヤ・バスステーションに着く。すごく雑然としていてきれいではない。人がごっそりいる。 しかしマレーシアの長距離バスの充実ぶりはすごいと思う。バスだけで旅したほうが便利だし面白いかも。ただバスステーションが街の中心部からかなり離れて るのが嫌だよなぁ。ホットドック屋でホットドックを買って食べ,バスステーションの裏の駅からKLセントラル駅へ行く。案内表示に日本語もある。さすが。 バタワース行きの券を買う。今日出発のはもうファーストクラスしかないという。それを買う。ファーストクラス客用のラウンジがあるらしい。飛行機みたい だ。
荷物預かり所で荷物を預け,KLを見に行く。とりあえずペトロナスツインタワーとチャイナタウンの2つ見れば時間かな,と思い,まずペトロナスツインタ ワーへ行く。でかいコンクリートの塔という感じ。塔のふもとまで行く。いきなり女の人が英語日本語混合で話しかけてくる。
すみません,何たらはどこですか?
わかりません。
んん?おぅ!あなたは日本人だったんですか。ははは。日本のどこですか?東京か。そうか札幌か。寒そうだな。実は私の妹が今度日本へ行く。もしよかったら妹に日本の話をしてあげてくれないか。私は妹のことがとても心配なんだ。さあ行こう。心配なんだ。
い や,忙しいんで,日本は安全だから心配ないよ,と,安全神話を吹き込み,立ち去る。おぉ地球の歩き方の後ろのほうに載ってた,妹が日本に行くから日本につ いて教えてくれ→なぜか賭けでだれかをカモろうと提案→カモるつもりがカモられる,という詐欺だ。こんな教科書通りに声かけてくるとは。クアラルンプール は怖いところだ。
次にチャイナタウンへ行く。なんか露天がいっぱい出てて,人もいっぱいいてにぎやか。中国正月向けのグッズも売ってて,地元人で混んでる。豆乳を飲みながらうろうろする。店はいっぱいあるけど,売ってるものはそれほど面白くない。突然女の人が声をかけてくる。
あなたの靴いい靴ですね,どこで買ったんですか?
日本だ。
日本・・・?おぅ!あなたは日本人?マレーシアンチャイニーズかと思っちゃった。ははは。
(うそつけ,確実に日本人だと思ったから声かけてきたんだろうが)
旅行ですか。
うん。
クアラルンプールにはいつまで居るの?
今日の夜の列車で去る。
へぇーそう。実は,今度私の妹が日本へ行くことになったんです。
はいはいw。
もしよかったら妹に日本のことについて教えてあげてくれませんか。
いや,もう駅に行かないといけないから。
大丈夫,これからタクシーで妹のところに行って,それからタクシーで駅まで行きましょう。
いやだ。じゃあね。
今度は英語だけだった。しかし1日に2度も・・・。
駅の近くにも露天がいっぱいあって,かばんとか靴とか服とか帽子とか売ってる。サンダルを買う。
で,KLセントラルへ行く。まだ列車出発まで時間ある。ケンタッキーで夕飯食べ,本を読んだりして待つ。
時間が来て列車に乗る。すごい豪華。ひとつの個室に上下2つのベッド,天井付近に扇風機,ベッドの向かいに洗面台。さすがファーストクラス。
2つベッドがあるけど俺一人しかいない。すげーやりたい放題だ,と思っていると,若い男が入ってきた。こんにちわー。あなた下。そうだよ。うんわたし上だね。
やっぱり一人で個室独占はできなかった。この人はビジネスでアロースターまで行くらしい。
横になってうだうだしていると,疲れたのですぐ寝れた。